本格麦焼酎発祥の地からの誘い
              壱岐焼酎フォーラム
                壱岐酒造組合山内賢明理事長スピーチから
                 
東京会場でスピーチする山内賢明理事長

 壱岐酒造組合はこの度、「壱岐焼酎フォーラム〜本格麦焼酎発祥の地からのいざない〜」を開催いたしました。 今回の 「壱岐焼酎フォーラム」は、長崎県の壱岐焼酎ブランド化事業への支援、国の三位一体として、経済産業省による活力ある地域、この二つの支援を受け、十一月一日、東京会場、二日、大阪会場で行いました。尚、昨年は、長崎会場、福岡会場で行い、二年継続事業であります。
 「皆さん、壱岐の島をご存知でしょうか!」

 焼酎といえば、南方の琉球泡盛と鹿児島の芋焼酎がルーツと思っておられる人たちが多いようです。 しかし、よく考えてください。日本の歴史はどのようにして成り立ったと思いますか。 古代国家やまと朝廷は、時の先進国、中国に有能な青年を送り、政治、経済、文化等を学び、又、中国から人を迎え、国の基を造りました。 その時代の文化、経済の道は中国、朝鮮、壱岐、対馬、九州を経由して来ていることは、誰もが認めるところであります。 焼酎だけが南というのはいかがなものでしょうか。勿論、南方系もあるでしょうが、文化の流れからいっても、西の経路、つまり中国、朝鮮、壱岐の方が説得力があると思います。

 例えば、京都の西に松尾大社があります。私は、毎年醸造祈願に松尾大社に参りに行きますが、ある時、宮司から、松尾大社は秦の始皇帝の末えい説と、朝鮮の高マ族の末えい説があるが、今では高マ説が定着している。 松尾大社は、今から約1200年前、朝鮮から来て月読神社に仮宮を設け、独立したのが松尾大社で、京都の月読神社は、それより300年前、時の帝の要請をうけ、壱岐から分社したものであり、伊勢神宮の月読神社も壱岐の分社であることを知りました。 このように、壱岐は古くから文化交流の要衝の地にありました。 酒は、人類が生まれた時から、世界中どこでもその土地で穫れる原料を使った醸造酒があります。その醸造酒(どぶろく)を蒸留したのが、ワインがブランデー、ビールがウイスキー、清酒が焼酎と考えたらよいと思います。 壱岐焼酎は、500年の歴史を有し、米麹三分の一、大麦三分の二は壱岐独特の原料配分で、麦麹を使用した麦焼酎とは、壱岐焼酎は、一線を画しております。

 世界のWTOに地理的表示の産地指定を受けているのは、日本では壱岐焼酎、球磨焼酎、琉球泡盛の三か所であります。 今周、壱岐の七社の蔵元の社長が自信をもって造った六種類の焼酎を持って来ております。試飲、鑑評してもらい、壱岐焼酎の拡売に理解と協力を願います。