| 関東初山会設立総合10周年記念総会へ参加して 東京雪州会顧問 坂江博見 去る11月6日惜しまれゆく秋期に感情を覚えつつ文字とおり東京のど真ん中に位置する赤坂の健保会館にて関東初山会設立総合10周年記念総会が森谷雪州会会長、蔵方渡良会長ら来賓4名が招かれ、盛大に催きれた。 共通の故郷を持つ初山出身者同志の不朽で不撓不屈の支え合い助け合いが根幹をなしているのが伺える。 渡良出身者と同じように芋麦を常食として育った多くの人が風呂敷一包み、着の身着のままであてもなく生地を後にして職の選択あたわず、ひたすら手当リ次第に土木作業や皿洗い、新聞配達、船荷の積み降ろしなど汗まみれ、血みどろの仕事だったと述懐する多く先輩の足跡を話す方々に接し、頭の下がる思いでいっばいだった。先人の苦労が、おのずと偲ばれてくる。この尊い歴史に思いをいたし、初山会設立の動機を提唱されたのが浦瀬博之、豊永正臣、山口義行の各氏、で今日の組織を築かれ、今や会員は80名になんなんとしている。 この事実は先輩の苦行を超えた偉業を継承し後輩への伝承の砥石を打ち立てられたのである。この素晴らしい初山出身者の和と輪の強固な団結に敬意と謝意を表し心から同郷同志として賛意を贈る次第である。本会の起源は古いようだが確証の資料も見当たらないと言う。しかし、継承した人材によって歴史は重ねられてい<ので心配の余地もない。100周年にも値する記念総会に思えてジーンと胸熱くなるのであった。 さて、この意義深い初山会は元NHKアナウンサー高たか志氏(東触)の流暢な朗々麗々とした司会の発声で幕は開かれた。小田口五男(坪触・現姓大森)会長の開会挨拶、来賓挨拶、乾杯と型どおりのセレモニーが続き、賑やかに壱州弁丸出しの友好あふれる懇談会へと・・・壱州の麦焼酎の喉超しの良さも手伝い座を変え、席を移りあちこちで知人、友人、同期、合い交えての壱州再現の嬌笑の渦は広がりて行く。 アトラクションは壱岐出身の父を持つ演歌歌手の今西亜美さんの熱唱に始まりカラオケに喉を競い、いやがうえにも拍手の嵐は一つの固まりとなって響き渡る。あっという間にスケジュールは消化きれ、市山文子さん作詞による初山ワルツを感極まりつつ来会者全員で合唱しながち惜別切々と再会を期して・・・。 閉会の言葉、何故かうつろでさびし。 「情報源:平成11年11月18日 壱岐正論〈金曜日〉」 |